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今日はいつものような行事報告ではありません。
思いを綴ってみます。

まず、「呼吸」を整えることで何が変わるか。
自分の心を操作できること。
コントロールができるようになります。

そもそも自分の心を制することができるでしょうか。
実は自分の心をコントロールできない、
却って暴走してしまうっていう状況が多いはずです。

現代社会の中で生きる私たちは
制するどころか、分析すらできないという問題
いわゆる大きな病を抱えています。

では、呼吸を整えるだけで
すぐに何らかの効果が現れるかいえば、
呼吸を整えるときの場所が
穏やかな環境かそうでないのかによります。

また
そよ風が吹くような爽やかな心の状態なのか、
それとも怒りや何らかの心の興奮状態なのかで
結果は変わります。

でも呼吸を整える作業を
諦めずに辛抱強く続けることで
たとえどんな外的刺激や
内的変化の波が襲ってきたとしても
内面は不動であり、
煩悩の雲にさえぎられるようなことはない
無礙(むげ)の状態が得られます。

でも、毎日の積み重ねであることは間違いありません。
30秒でも、1分でも、2分でも、或いは、決められた時間を
一日の中で設定をして、思い通りにいかなくても
とにかく挑戦しつづけることです。

あるとき私の剣道の師匠が
「調子が悪いときにどんな剣道ができるかが大切。」
とおっしゃっていました。
実に苦しんだ人が会得した問題であると思い、
大変考えさせられますが、意味の深い言葉で
教えて頂き有り難いと思っています。
この言葉はいまもよく頭をよぎります。

調子が悪いとき、いわゆる身心がマイナス面での状態。
このときには正しい判断を望める状態ではありませんし、
心には明るさも、謙虚さも、優しさも影を潜めていることでしょう。

あなたは「最近は思いどおりに事がすすまない。」ということがありますか?

これは当然誰でもあるスランプという状態の一つとも思います。
そして確かに私にもかなりの頻度であります。

そこで、
調子の良いときに安定した心の状態が得られるか、否かであります。

調子が良いときには身体も軽いですし、
何でもかんでも挑戦したくなるかもしれません。
仕事もバリバリやってみようと意欲があふれんばかりにもなります。

この時こそ、チャンスなのです。
呼吸を整える機会を与えるべきです。
すると、無理なこと、雑なことにならず、
物事に対して質の高い仕事ができるようになります。
結果、大きなスランプも少しずつ減り、
大きな波打つように良い時、悪いときの幅が乱高下していた心の状態から、
小さな幅になり、
自分でコントロールでいないという心の乱れが少なくなります。
ほぼふらっとになります。
いわゆる自分自身を制することができるのです。

また、また極端に調子の悪い、スランプ状態の時のおおきな助けとなります。

呼吸を整えて、いつでも心の中を分析できること、
そこから正しい見方、思慮深さ、謙虚さ、優しさが生まれます。

最後に
呼吸を整えることを
「調息」(ちょうそく)と言いますが、
これは文字で理解するよりも
一度、共にこの調息をおこなってもらえたらと思います。

呼吸法は観法の基礎中の基礎であります。
真言宗の教えには面授(めんじゅ)といって
直接会って見聞きすることを尊んでいます。
面授によって直接、師弟が向き合い行じていく。
これからのお寺の役割になくてはならないことと思っています。

今回は「呼吸」の効果そして必要性を思うがままに書いてみました。


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