2015.09.20 雨宿りの少年
今朝は小雨が降ったり、
曇りかと思うとお昼前に
激しい雨が降ってきました。

ふと気付くと
赤い自転車を脇に止めて
少年が納骨堂前の水屋の中に入って雨宿りしていました。
わざわざお寺の坂を登って
雨宿りですから、
よっぽどの雨に打たれて
上がってきてくれたのです。
学年を尋ねると小学5年生で、
独りアスレチックに行ってきたということでした。
どちらかというともの静かな色白の少年。
スポセンテニスコートの近所にお家があるとのこと。

あまりにも服が濡れていたので
ジャージを少し乾かしてあげようと
少年から受け取って
機械で乾燥を試みました。
雨は小雨になりつつあり、
少年には蒸しパンを食べてまっていてもらいました。
短時間だったので乾燥の効果はわずかでしたが、
少年を無理に引き留めて、
却ってお家の方に心配を掛けしてしまうかもしれない思い、
ちょうど雲間から青空が見えていたので、
「ごめんね。あんまり乾かなかったね。
雨も止んだし、今のうちに帰るかい?」
少年は、
「はい、かえります。ありがとうございます。」
と行儀良く答えてくれました。
「気を付けてね!」
自転車にまたがり颯爽と坂道を下っていきました。

激しい雨に当たってしまった少年が
自転車を押してあがり、
お寺にきてくれた事は
正直嬉しいなぁと思いました。

何気なく入ることができるお寺ということですから。
今は雨によって空気が澄み
西の山際がうっすら茜色に染まっています。
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